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鎌倉で出会う野菜や魚たち、厨房でのひとこまや、季節の風景、散歩道などを写真と一緒にきままに綴ります。
(*)ランチメニュー|
(*)ディナーメニュー
染井吉野|春
今春は鶴岡八幡宮の参道「段葛(だんかずら)」が工事を終えて、竣功式と通り初めが間近ということもあって
鎌倉駅前はなんとなくそわそわした雰囲気。
correttoでもひとあし早く、吉野桜の枝をいけました。小さな枝1本なのになんという存在感。
綿あめのようなやさしいオーラが店内に広がります。いつか拾って集めた桜貝のようです。
(2016.03.28)
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謹賀新年|冬
新しい年を迎えました。2016年も健康でよい1年になりますように。
写真は若宮大路から由比ヶ浜海岸にでたあたり。
「を。初日の出?」と思わせておいて、すみません実は夕暮れの海です。
両親の住まいに、お正月のあいさつに行った帰り道。あまりの美しさにシャッターを押しました。
今年もristorante correttoをよろしくお願いいたします。(2016.01.01)
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代々木体育館|Private
普段、仕込みの時間はJ-WAVEを聴いています。メールを読まれてサインをもらったこともあります(かなりミーハー)。
この日は、そんなJ-WAVEの夏のイベントを観に原宿まで。
代々木体育館というと、大学受験のときに
建築写生(建物を描く試験があった)の練習のひとつとして、野外にイーゼルを立てて奇天烈なフォルムと1日中向き合った記憶が強いのですが
中に入ったことはありませんでした。
ご覧ください。このひとたち、全部イベントにきたひとたち。それも全部(いや、もっとでしょう)中に入るのですよ。
大勢のイベントはあまり良い思い出がなかったのですが、マナーの良さにびっくり。
大好きなアーティストたちの音楽やパフォーマンスは感動的で気迫のようなものを感じて刺激を受けましたし、
何より代々木体育館内部の美しさ、レトロ感がたまらなく、すっかり魅了されてしまいました。
60年代、東京オリンピックのために丹下健三がデザインしたこの体育館は、多くのひとに愛され、大切に使われて、ちゃんと手入れをされて傷みもなく、その歳を感じないほどモダンでした。
(2015.08.08)
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佐助稲荷神社|佐助
厨房での仕事は意外に近くのものを凝視する時間が長く、かなり目を酷使しています。
その反動かどうかはわからないのですが、景色を見るのがとても好きです。
特にみどり。季節の移ろいを木々や花などに感じるととても癒されます。
森林浴がしたくなれば歩いてすぐのところに源氏山公園があって、思い立ったらすぐに緑に囲まれた環境に飛び込めるのに
それがなかなかできないのが悩みどころです。
そういえば源氏山よりも手前に緑の美しい場所がありました。「佐助稲荷神社」。
鎌倉に移り住んでもうずいぶん経つのに、一番近くにいる神様にまだ手を合わせていませんでした。この日はお稲荷さんに会いに行くことにしました。
「佐助稲荷神社」は源頼朝が建てたもの。
頼朝の夢の中にでてきた神様が「われは鎌倉に鎮座している稲荷神なり」と言いながら平家を倒す時期を教えたことから
そのお礼に建てたといわれています。
ご利益は「仕事運、出世運」で、思わず「をを!」と喜んで手を合わせたのですが、
この日は遠足中の小学生たちが大勢。引率の先生の苦労ぶりを横目に、たっぷり森林浴をしてきました。
祭ってあるキツネはご覧のようにぎっしり。ズームにするとこんな感じ(右下)。
気味が悪いという人もいらっしゃいますが、個人的にはなにか守ってくれているようなオーラを感じました。
仕事運に期待。
(2015.06.04)
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屋根より高い|初夏
お客さまより「もうすぐ1年」と笑われてしまいました。前回の更新からなんと1年も過ぎてしまいました。
世間では鳥や「F」のマークのサイトがばんばん活用され、持ち歩けるスマホなどで1日に何度も更新している人もいるというのに。
どうしてもそういうサイトは馴染めず(登録したことはありますがすぐ退会)、まだこうして自分のドメイン元におります。
カメラのレンズの調子が悪くなったり、大事にしてきたパソコンがついに尽きてしまったり、一緒に画像ソフトもダメになったり。
もたもたしている間に「さっ」と時間は過ぎて行きました(涙)
今春で6周年を迎えました。さまざまなかたへ感謝申し上げます。季節ごとにお越しくださるお客さまとはすでに家族のよう。
昨年はこうだったね、この何カ月間はこんなことがあった、など楽しく話してくださるかたも増え、
ご家族の記念写真にまぜていただいたり、毎年結婚記念日をお祝いさせていただいたり。
いろんなかたに支えられて私たちの今日があります。本当にありがとうございます。
久しぶりなので明るい海空の話題を。
長谷の住宅街より海に目をやると、なにやら上に向かって伸びる物体。
「凧」にしては長いゾと思ってよくみると、たくさん連なった鯉のぼりでした。
手持ちのちっこいカメラで撮ったので画像があまりよくないのですが、うれしくて何枚もシャッターを押しました。
ズームにするとこんな感じ(左)。GW間近の昼下がりのできごとでした。
(2015.04.26)
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バラ|Anniversary
前回、5周年の話題を書きました。
今日は、お客さまからいただいたお花の写真を。スタイリッシュな白いバラ。5周年にちなんで5本。なんて贅沢な。
お見送りして、すぐにいけました。さきほど食後に飲まれたグラッパの瓶と一緒に1枚。
いつもお越しをありがとうございます。いつまでも初々しくて、楽しそうに召し上がる様子、厨房にも届いています。私も一緒にお話してる気分にさえなります。
そしてお2人がお帰りになってしばらくの店内は、ほわんと幸せな空気で包まれているのです。
(2014.06.06記)
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蘭|Anniversary
テレビから「関東梅雨入り」という言葉が流れてきました。そういえば6月。こうしてパソコンの中で写真を開いたりするのは久しぶりです。
3月末のとある大安の夕暮れに、両親から可愛らしい蘭の鉢植えが届きました。
「ピンクはやめてね。ホワイトとかゴールドとかブラックとかシックな感じが好きだから」
ことあるごとにそういっても、こうしてかわいいピンクをチョイスする両親とのやりとり。
以前は本気で怒ったものですが、最近ではそんなため息的な結果にさえも笑えるようになりました。結婚して愚痴を言える相手ができたからかな。年をとって丸くなってきたのかな。
あ、もっと言うとピンクはキライではありません。むしろ好き。でもピンクにはサーモン系や紫系、薄い濃いなどさまざまな色があって、組み合わせや風合いなどによっても違うので
チョイスするパワーがないときや第三者に託すときにはどうしてもモノトーンを選んでしまう傾向があるんです。
母曰く「かわいくないわねぇ」
そんな笑いのネタになりつつ、紫陽花の季節になった今でも、つぎつぎとつぼみが開き、目の前を通るたびに「どうもどうも」と微笑みかけてくる彼女たち。
1周年のときにもらった蘭は、なぜかだめになってしまったけれど、今度のは長く育てます。
4月10日。おかげさまでcorrettoは5周年を迎えました。ご近所のみなさま、支えてくださるお客さま、そして家族。感謝の気持ちでいっぱいです。
(2014.06.05記)
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石楠花(しゃくなげ)|春
あっという間に葉桜の季節になりました。今日は鎌倉山の桜吹雪を観に。その足でそのまま大船の植物園へ。
初めて入りましたがなかなか素敵なところでした。
シャンパンをもちこんでピクニックをしているマダムたち。持ち寄り弁当を広げて楽しそうな家族。完全にできあがってるおじさんたち。それぞれ春の到来を楽しまれていました。
ここはトンビも来ないし穴場かも。みなさん羨ましすぎる。
「今度はお弁当もって来ようね」そう言って植物園を後にしました。
ちょうどチューリップと石楠花が見ごろをむかえてすばらしい景色。
切花ではなくリアルに咲く石楠花は初めてでしたが圧巻。こんなにたわわに咲くんですね。初夏の花にふさわしくどことなく清々しさを持つ花でした。
(2014.04.09記)
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桜|春
今年は3月末あたりから見ごろになった桜。写真は、まだ咲き始めの桜並木。若宮大路の夜桜です。ぼんぼりの灯りと淡い桜が春らしくて素敵。
なんとなくゆっくり歩いてしまいます。
年々桜たちも歳をとったのと、排気ガスの影響で花のつきが悪くなってきているとのこと。
なんとか元気に長生きしてほしいです。
(2014.03.31記)
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氷柱(つらら)|冬
沈丁花が咲き始め、春を告げています。毎年香る花なのにいつも新鮮に思うのは不思議。
秋のキンモクセイのそれと似ています。どんなに疲れているときでも瞬時に幸せなオーラで包んでくれる、ワクワクさせてくれる香りなのです。
分厚いコートの出番が減ってきた今日この頃ですが、先月の寒さには堪えました。
2度の雪に見舞われましたが特に「それほどは積もらない」と言われていた2回目の雪がすごかった。
銭洗弁財天の近くにお住まいのかたは「家からでられずにじっとしていた」とのこと。紀伊国屋の駐車場に積もった雪は1週間くらい山積みになって溶けませんでした。
写真は、雪の翌日にみつけた氷柱(つらら)。つららなんて、山奥の温泉地で見た以来です。曇り空のグレーブルーをバックに、キラキラと光る氷のスティックの美しかったこと。
(2014.03.13記)
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サプライズデッセール|Dinner
雪は早くも溶け始めています。北向きの道路やお庭はしばらく雪が残りそうな気配。道の凍結も心配です。
みなさまどうかお出かけの際にはお気をつけくださいませ。
今日も記念日デッセールのご紹介を。
いつもご来店のお客様が、娘さんのバースデーにご家族と。彼女の可愛らしい雰囲気にあわせてリボンを選びました。
そうそうよく聞かれるのですが、リボンを集めるのは私の趣味で、フランスやイタリア、たまには日本生まれのリボンたちの中から気に入ったものを買い集めています。
ケーキを「プレゼント」のように表現するために欠かせないアイテムです。
左の写真は、ろうそくを吹き消したあとに、切り分けてお出ししたところ。
若くて可能性に秘めた10代。まだまだ背が伸びるのかなぁ。うらやましい。
素敵な1年になりますように。
(2014.02.09記)
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サプライズデッセール|Lunch
都心は45年ぶりの大雪。鎌倉も8日の未明あたりからふわふわと舞い始め、朝、カーテンをあけると銀世界に。
階段はもはやスロープ。すっぽりと雪に埋もれた車たちは砂糖がけのお菓子みたいです。あらゆる交通がストップ。
転倒や事故にどうかみなさま気をつけてください。
今日はランチにお越しのお客さまのサプライズデッセールを。
ご友人同士でのご来店。特に女性グループのお客さまのランチタイムは本当に楽しそう。
お食事の最後のサプライズはコースのしめくくりですから責任重大です。
お皿が厨房を出発してまもなく、笑い声のカタマリが厨房にも届きました。ほっとひと安心。
おめでとうございます。素敵な1年になりますように。
(2014.02.08記)
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サプライズデッセール|Dinner
いつの間にか梅が満開の季節になりました。さすが2月は寒い。霜柱をサクサクいわせながらの散歩。寒くて辛い毎日だけど冬ならではの空気感を楽しみながらあたたかく過ごせたら理想的。
そうありたいと思っています。
さて、フォトストックからいくつかご紹介させてください。今日は、記念日にお越しのお客様へのサプライズデセールから。
昨年秋、結婚記念日にご来店のご夫婦にお出ししたひと皿。毎年ご来店をありがとうございます。私たちもお2人の記念日が近づくと「そろそろご予約のお電話あるかなぁ」なんてそわそわします。
今回はメニューの切り替え時で2種のケーキをご用意できたので少しずつ盛り合わせに。次郎柿のチョコレートケーキと、赤ワインでコンポートした洋梨のケーキ。
記念写真を何度も撮ったり、ろうそくを消すまでの過程を無邪気に楽しまれるご夫婦は本当に初々しく、私たちまで笑顔になってしまいます。
19年目の記念日おめでとうございます。これからもずっとお幸せに。
(2014.02.07記)
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謹賀新年|冬
新しい1年がはじまりました。2014年もみなさまにとって幸せなひとときを過ごしていただけるよう、ひと皿ひと皿作ってゆきたいと思っています。
昨年はなかなか更新ができずにフォトストックばかりたまっていきました。「ブログ読んでますよ」とお声をかけていただくたび、申し訳ない気持ちに。
今年はもう少し頻度をあげていきたいところです。ヒヒン。
ところで今年4月10日でcorrettoは5年目を迎えます。本当にこれまでエールをくださったいろんなみなさまに感謝。
右の画像は記念に作った2014年のカレンダー。フォントひとつひとつこだわって選んでデザインしました。こういう作業をしていると時間を忘れていけません。ほんとに。
今年よりランチ、ディナー共にスタイルがあたらしくなりましたので、そのご案内カードの表にカレンダーを使っています。
これまでいただいておりましたさまざまなリクエストに少し、近づけたような気がします。
お時間許されましたらぜひお越しくださいませ。
2014年もcorrettoをどうぞよろしくお願いいたします。
(2014.01.06記)
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無人販売|鎌倉山
ついこの間まで、夜中まで鳴き続けていたセミたちもいなくなり、コオロギやスズムシたちにかわりました。
まだまだ蒸し暑さは残るものの、確実に「秋」に移り変わろうとしているのがわかります。
それにしても今年の夏は「酷」でした。潮風も手伝ってか、35度の炎天下はまさにむせるような暑さ。
そんな中でも帽子や日傘なしで元気にあるく観光の若者たちが眩しい。
平均年齢の高いここ鎌倉の住民にとっては「暑いですねぇ」の会話すらでないほど辛い日々。
紀伊国屋の交差点でご年配の男性がボソッと残した「殺されちゃうよ」という疲れた声が印象的でした。
9月も半ば近くになり、ようやく夏の終わりを感じる今日このごろ。安堵感と確実に感じる夏バテ。なんとか元気を取り戻さなくちゃ。
写真は鎌倉山付近での1枚。
毎年夏は年に1度の健康診断にいくのですが、あえて普段行かないエリアに足を運んでリフレッシュのひとつにしています。
山のほうは同じ「鎌倉市」でもまた違う雰囲気。どこかほっとするような地方の住宅街を思わせるようななつかしい風景です。
ところどころに畑などもあってその端にはこんな「無人販売」があったりします。
「代金は料金箱に入れて下さい」
この信頼関係、素敵だなぁと思います。病院帰りに完熟のトマトを2袋買い、その日の夕飯に、ポン酢でいただきました。
ずっしりと甘くて懐かしい夏の味がしました。
(2013.09.10記)
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胡蝶蘭|初夏−夏
日本海側は豪雨続き。太平洋側は猛暑続き。日本はまさに酷な夏をむかえています。
水害や熱中症で亡くなったかたをニュースで知るたびに人ごととは思えず、辛い気持ちになります。
リュックを背負い帽子をかぶり、北鎌倉あたりからハイキングしながら歩くご年配のかたがたを見かけると
「大丈夫かな・・・」と心配も少し。
みなさま、どうかご自愛くださいませ。猛暑の予報日は特に。
季節を通して店内の隅に草花を活けるのが楽しみなのですが、この季節に重宝するのが蘭や葉物。
可憐な花たちは、暑さやクーラーに負けてしまうのですが彼らは丈夫。
蘭は2,3週間咲き続けてくれるので、頼もしいものです。
写真は鉢植えの蘭。2009年4月。ちょうどこの店のオープン時にお世話になっているかたからいただいた胡蝶蘭が、
4年ぶりにつぼみをつけました。エントランスにはあまり陽があたらないのでなかなか難しかったのですが
ときどき水をやったり葉を拭いたりして話しかけていた甲斐あって(?)、初夏、ようやく6つの花を咲かせくれました。
出勤するたびに1つ、また1つ花が開いていく日々はうれしく、6つの花が揃ってからも
ご近所やおなじみのお客様と「いやぁ〜咲いたねぇ」「咲いたんですよぉ」なんて会話を繰り返し、喜びを振りまいております。
花にちょっと詳しい父に言わせると「まだしばらく咲き続けてくれると思うよ」とのこと。
毎日暑いけれど、不自然なほどに美しく、凛とした彼女たちを見ていると、清々しい気持ちになります。ありがとう。
(2013.08.08記)
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花火大会|夏
ツツジや紫陽花の季節をかけぬけて、すでに梅雨明けとなりました。
あまりに早い梅雨明けでちょっと拍子抜け。雨不足や猛暑の影響で作物などの心配も少し。
商店街の軒下に巣を構えて子育てをしていたツバメたちもまばらになり、いよいよ夏本番を迎える今日このごろ。
みなさまはどんな夏をお過ごしでしょうか。
鎌倉ではついさきほど花火大会が終わったばかり。材木座海岸からの眺めは本当にすばらしく、圧巻でした。
海の向こうには、花火師のかたたちの船が何艘も浮かんでいて、こちらまで緊張感が伝わってきます。
いいえ、「これからいいもの見せてやるからちゃんと見てろよ!」という男気が伝わってくる感じでしょうか。
盛大な花火をはさんで、
真剣勝負している職人と、花火を楽しむ私たちが、砂浜と海の向こうとで向き合う。1時間ほどのエンターテイメントのために
どれだけたくさんの時間と労力を費やしてきたかを思うと、なんだか感極まってしまいます。それって歳のせい?
それから実行委員会やボランティアのかたがたの情熱や多くの苦労があったおかげでもあります。
今年も、盛大な拍手の中終わった花火大会。
アベノミクスがどうのこうのといえど、まだまだ不景気な世の中。
高価な尺玉を豪快にボンボン打ち上げる様をみていたら、なんだか「がんばろう!」という気持ちが沸いてきました。
いや、やっぱり私は花火師のみなさんに拍手をおくりたい。命がけの仕事ですよ、あれは。
今ごろ、おいしいお酒を豪快に飲んでるんだろうなー。すばらしい花火をありがとうございました。
(2013.07.23記)
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桜|春
今年の冬はとにかく寒かった。
雪も多かったから「春の訪れは遅い」なんてことも言われていたけれど、とんでもない。
驚異的な速さでやってきました。それも突然。
春を想うココロの準備もできないまま
「あれ?この暖かさだと桜咲いちゃう?」
いや、咲いてるし。
いつもなら、桜の開花を待つ3月の終わりは少し静かになる鎌倉も、今年は大賑わい。
みなさまは今春、お花見しましたか?
ゆったりと鑑賞する夢は叶いませんでしたけど近所の楚々とした木の近くを散歩して楽しみました。
今は葉桜の季節となりましたが、ディナーコースの「冷前菜」で塩桜を使っています。
昨年の小田原の八重。
厨房にこもって、ピンセット片手に前菜のゼリー寄せを仕込みつつも、なんとなく春の余韻を感じています。
(2013.04.11記)
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アマリリス|春
昨年の夏から更新できないまま年越し。2月も半ばを過ぎてしまいました。
ご来店のお客さまから「ブログみてます」「冷やし中華おいしそう!」など声をかけていただくたびに、
うれしいやら、申し訳ないやら複雑な気持ちに。
こんな気まま過ぎる更新ですがこれからもときどき読んでやってください。
復活の最初は「アマリリス」。
春から初夏の花といわれていますが、クリスマスから春のイメージが強いのは私だけでしょうか。
写真は先日、お客さまでお花の先生をされているかたからいただいたもの。
高価過ぎてなかなか買う勇気がでなかった女王的存在だっただけに、思いがけずいただいた大輪にちょっとびっくり。
店内がなんとなく「おふらんす」な雰囲気になりました。
店内の空調に負けず1日でも長く咲いていてください。シルブプレ。
(2013.02.21記)
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冷やし中華|夏
冷やし中華が好きです。毎年夏になると頻繁に作ります。どちらかというと醤油よりゴマ派。
我が家の冷やし中華の特徴は、やたらに具が多いこと。ありあわせの夏野菜を何種類も使ってとにかく山盛りにします。
野菜を食べるための料理という感じです。
写真は、鎌倉に住む両親への差し入れにと作った「冷やし中華セット」です。
オススメの麺やタレは別添えにして渡します。
「たまには誰かが作った料理が食べたい」なんて愚痴る娘のために、週末になると手製のお弁当を持ってきてくれる両親。
たまの休みのときくらいしか「お礼」や「お返し」ができていないのですが、
そんな「ありがとう」の気持ちを伝えるときには
思い切り手間をかけたこんなセットを。
deta/2012.08.20 (2012.09.13記)
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北九州市勝山公園 小倉城|Private
9月になりました。そろそろ猛暑日は終わりにして涼しい日がきてほしいなぁと思う今日このごろ。
前回に続いて、この夏のフォトストックを紹介したいと思います。
7月の末。お休みをとって北九州へ。福岡の母が持っているダンススクールの発表会を観にいきました。
2年に一度の大きなステージ。
前回の感動を飛び越えて、さらにパワーアップしたダンスの数々。小さな子供からベテラン世代まで幅広い年齢の生徒たちが集まってのステージに
たくさんたくさんパワーをもらいました。テーマにあわせた振り付け、衣装、音楽のすばらしさ。
なによりも、それらを中心となってプロデュースしているのが母であることがとても誇らしく、客席からひときわ大きく拍手を送ったのでした。もう手が真っ赤です。
努力し、追及し続けてきた成果をある1つの時間に発揮するという集中力、またステージの上で最高の自分を全身で表現する精神力。
失敗を恐れない小さな頃から、このような高いレベルの中で体験し自身を高めていけるなんて、とてもすばらしい!
それでなくても7月の北九州は猛暑だったのに、大ホールの1客席で沸騰するほど感激したひとときでした。
楽しい帰省の時間は過ぎて、最後に小倉城を訪れました。最初に目をひき、驚いたのが石垣の積み方。
私が育った小田原のお城は石を加工して四角くエッジをつくりつつ積み上げている技法で、たぶん「打込み接ぎ」とかいうものだと思います。
表面が比較的フラットです。小倉城の石垣はいろんな石が綺麗に積まれて、その隙間に小さな石が埋め尽くされているというもの。
調べるとこれは野面積み(穴太積み)というもののようです。うーん、違っていたらごめんなさい。
石垣の積み方によってこんなにも雰囲気が変わるものなのですね。小倉城、とても凛々しくて美しいお城でした。
小倉城庭園の中にある書院は、とても美しく歴史も学べて見ごたえがありました。特に興味深かったのは公家の調理法として紹介されていた「包丁式」のビデオ。
おめでたい席で披露される包丁さばきで、食材に直接手を触れることなく包丁1本でさばき、盛り付けるという技術です。
まるでひな祭りの人形のような格好(長い烏帽子に、袴、狩衣姿)で、うやうやしく鯛を切り分けていくのですが、まず、切り始める前のイントロが長い、とても長いのです。
「切るかな、切るかな」と思いきや、まだ切らない。包丁を手にして美しく振舞う時間がとてつもなく長くて、私の笑いのツボでした。
帰りの新幹線の中では、普段は絶対に読まないジャンルの本を読みまくりました。
こういう時間もまた、楽しいものですね。それにしても、今年の夏は暑かった!そろそろ涼しくなってほしいなぁ。
deta/2012.07.25 (2012.09.13記)
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アスパラガス|初夏
8月も末。まだまだ残暑が厳しいですが、だんだん夜が早くなってきて季節の変わり目を感じるようになりました。
ディナースタートの18時半は、少し前まではまだ明るくて「ディナーって感じしないね」とかなんとか言っていたものですが
昨夜あたりから、「あら。いい感じに日が暮れてきた」という印象。
さて。先週に引き続いてたまった写真の紹介を。今日は初夏のアスパラです。
5月前後のコースディナーの温前菜より、旬のホワイトアスパラガスを使ったひと皿。
私はやや固めに茹で上げるのが好きで、お客さまから「サクサクしててびっくりした!」という感想を何度いただいたことか。
下には、剥いたアスパラの皮を使った香り高いポタージュスープをしき、上には、清々しいグレープフルーツの果汁と白ワインで仕上げたムースを。
ホワイトアスパラ1本丸ごと味わっていただくというもの。
一番上で横たわっているのはフランスからきた「アスパラソバージュ」。
deta/2012.06.06 (2012.08.30記)
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誕生日|Private
残暑お見舞い申し上げます。
桜の季節を過ぎてから、なかなか更新できずにいました。それでもいくつかスナップがたまっているので、季節を追いながら少しずつアップしていきたいと思います。
この夏の間に追いつきますように?
葉桜の季節には、家族から誕生日のサプライズプレゼントがありました。
主人から大きなバラの花束。材木座の両親からは手製のお赤飯。北九州の両親からは初夏にぴったりなスポーツTシャツなど。
家族からのあたたかな愛情を感じながら、シャンパンで乾杯。健康で大好きな仕事ができ、やさしい家族に囲まれてこんなに幸せなことはありません。感謝感謝のひとときでした。
deta/2012.04.21 (2012.08.23記)
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桜|ニューホテルカマクラ/鶴岡八幡宮
correttoの近くに「ニューホテルカマクラ」があります。鎌倉駅のホームからも見えるので電車待ちをしている間にしばしお花見を楽しまれるかたも多いようです。
この小さなホテルの駐車場にある桜。大きくて長い枝にふわふわと揺れる花。毎年ここの桜、楽しみにしています。
左は八幡宮の源氏池に映える桜。いつ見てもため息がでるような美しさです。
葉桜の季節を過ぎてツツジが咲き始めるとやがてGW。鎌倉ではお寺や神社のイベントが目白押しの季節になるのです。
(2012.04.12記)
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神苑ぼたん庭園|鶴岡八幡宮
今年は春が遅かったせいもあって例年よりも桜の開花が遅れました。でも学校の入学式や入社式の季節にあわせるように咲いた桜。
春のイベントに一層華を添えたように思います。
待ちに待ったお花見シーズン。鎌倉も連日たくさんのひとに賑わっています。みんなうれしそう。
わたしも満開を逃すものかと、八幡宮まで散歩にでかけました。
若宮大路の桜並木をそぞろ歩き、八幡宮へ。入って右手に曲がると、「ぼたん庭園」があります。
桜と並んでぼたんも見ごろ。なんて贅沢な散歩コースなんでしょう。
おおぶりで、今にもこぼれ落ちそうな牡丹。5月上旬まで見ごろとのこと。ぜひお出かけください。おすすめです。
(2012.04.12記)
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■神苑ぼたん庭園 (*)-----
開園時間|午前9時〜午後4時半
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筍(たけのこ)|春
たけのこの季節になりました。農協連即売所でも八百屋さんでも、小さなたけのこが並んでいます。
山積みになってると、まるでモンスターのぬいぐるみみたい。朝掘りなので、アク抜きもいらず、そのまま茹でて食べられます。
鎌倉のひとたちは食べることが好き。特に季節のものにとても敏感な気がします。
この季節になると、お米屋さんの店先に「米ぬかあります」の張り紙があったり、米ぬかが少しずつ袋詰めにされて売られるんです。
なにに使うか書いてなくても地元のひとはひと袋つまんで買っていくのです。
(2012.04.13記)
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ツクシ|春
今日は「発達した低気圧」の影響で台風のような嵐。
朝からどことなく空気が潮っぽくて「海が荒れてるなぁ」と心配でした。
予報どおり、夕暮れあたりから嵐が吹き荒れ、建物ごと飛びそうなくらいひどい天気です。
外はゴーゴーいってますが、昨日撮った写真を1枚。
玄関を出るとちょっこり「ツクシ」。思わずうれしくてシャッターをきりました。
今年は寒い冬でしたが、ようやく、ほんとうにようやく春がやってきたようです。
(2012.04.03記)
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由比ガ浜海岸|由比ガ浜
休日。思い立ってインドカレーを食べに材木座まで。
海沿いを自転車を走らせるとダイナミックに広がる海岸。思い立ったときにいつでもこの空間を体感できるのは鎌倉市民の特権?!
昼下がりの海はどことなく春の色をしていました。
(2012.03.29記)
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ミモザ|春
寒い寒いといいながらも少しずつあたたかくなってきました。鎌倉の各学校では卒業式や終業式のシーズン。
今年の冬は寒かったということもあり、梅も3月になってやっと咲いたり、沈丁花も最近ようやく開き始めた感じ。
住宅街のあちこちでふわふわとゆれる「ミモザ」も、今年は3月も終わりごろになって見ごろを迎えました。
小さな花がたくさん集まって咲くことから、たくさんのひとが集まりますようにと「グループ名」や「お店の名前」などにもよく使われているようです。
先日、両親が「たくさんあるから」といって、新聞紙に包んだミモザを届けてくれました。
鮮やかな黄色い花がフワフワと揺れて、correttoにも春がやってきたようでした。
(2012.03.23記)
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サプライズデッセール|Dinner
日曜日。近くにお住まいのご家族が、お母さまのお誕生日祝いでディナーにいらっしゃいました。
おいしそうにワインを飲むご家族。厨房にいても、その空気は伝わってきます。
まだまだ旬ではないものの、2月にはいってからイチゴが美味しくなってきました。
イチゴをたっぷりつかったかわいらしいケーキ。中はエスプレッソのスポンジと軽めのカスタードを。
「わーっすてきぃ」「これはすごいな!」厨房から店内へケーキが運ばれると、みなさんから歓声があがります。
いつも、いつでもこの瞬間が私にとって幸せな「時」です。作ってよかったなぁと思う時です。
そうそう。いつもデセールばかりブログに書いているせいか
「こちらは、デザートに力をいれてらっしゃるんですか?」とよく聞かれます(笑)
あ、もちろん力をいれてるんですが、
ほかの料理はなかなか写真を撮る時間がない(営業中は一秒でも早くテーブルに届けたいので)のと、
サプライズのデセールは、
お出しするまでに厨房でスタンバってる時間が数分あって、そのちょっとした隙にカメラをいじっている・・・・ということなのでした。
これからは営業時間以外で時間を少しでもとって、メインディッシュや前菜などの写真も紹介していけたらな、と思っています。はぃ。
(2012.02.12記)
(*)ホールケーキは、数日前までにご予約くださいませ。
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鎌倉大仏殿高徳院|長谷
鎌倉に移り住んでちょうど3年。歩いて数分のところに住んでいながら、なんとまだ大仏さまを拝んだことがありませんでした。
2月のとある木曜日「今日は仕事も午後からだし、いってみようか」ということで散歩がてら会いに行ってきました。
イメージしていたよりも小さくて引き締まった印象。2月の、まだ寒くてキンとした青空の中に凛々しい姿がありました。
「パンチパーマだ!」小学生たちのコメントに思わず納得。ちょっとアヒル口でかわいらしい表情にも親しみを覚えました。
胎内を見学したあとに(大仏さまの中って入れるですよ)後ろにまわると、「あらっ!」
背中に羽がついていました。中にはいったときに陽がさしていたのはこの窓からだったのね。
なんかガンダムみたい。
ちょっと猫背な後ろ姿には哀愁がただよう。「今日も寒いねぇ」そんなつぶやきが聞こえてくるようなかわいらしい大仏さまでした。
(2012.02.09記)
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サプライズデッセール|Dinner
続いて昨年12月のサプライズデッセールをご紹介させてください。
こちらもいつもお越しいただいているファミリーM家のみなさま。
この日はご主人のバースデー月。それも少し前よりご本人から「もうすぐ還暦だよー」とうかがっていたので、correttoよりサプライズでお作りしました。
赤ワインがお好きだということと、還暦のカラーをかけて、ワインレッドのケーキを。中央はエスプレッソのクリームとブルーベリーをあわせています。
「60って書いてあるよ、ほら」と少年のように笑うご主人。
ろうそくが短くなって消えてしまいそうになるまで記念写真撮影、盛り上がりました。
これからもますますのご活躍を!
(2012.02.03記)
(*)ホールケーキは、数日前までにご予約くださいませ。
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サプライズデッセール|Dinner
昨年の11月。写真を撮っておきながらアップできなかったデッセールをご紹介させてください。
オープンした年からずっとお越しいただいているファミリー、S家の皆さま。いつもご家族のどなたかのお誕生日になるとディナーのご予約をくださいます。
ひと月ほど前だったでしょうか。「今回は長男の誕生日なの」とお母さまから電話。30代(?)くらいの男性のバースデーケーキです。
可愛すぎず、でも華やかなものを・・・と楽しみながら考えて・・・。
11月は次郎柿のコンポートをテーマにしていたので、柿とエスプレッソを組み合わた大人っぽいデザインで作りました。
おめでとうございます!素敵な1年になりますように。
(2012.02.02記)
(*)ホールケーキは、数日前までにご予約くださいませ
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花梨(カリン)|冬
前回のコースディナーで花梨を使いました。よくワインやシャンパンの説明で「カリンのような香り」という表現が使われますが
カリンなんて実際に手にして香りを楽しんだり、食べたりすることって少ないのではないでしょうか。
レモンとも、グレープフルーツとも違う、なんとも優しく、花のような香りがします。
鎌倉の住宅街を歩いていると、たまに、庭先にたわわに実っていたりして驚きます。あぁ〜、ひとつほしいなぁなんて。
12月のディナーにて、魚のアンコウをつかった温前菜に、キャラメリゼして添える形で使いました。
ハチミツをちょっと焦して、下茹でしたカリンにからめていると、とても甘い香りが。
何の香りだろうとずっと考えていたのですが、やっと思い出しました。
レンゲ畑の香り!
子供のころに田舎のレンゲ畑で寝転んだり、ティアラを作ったりして遊んだ記憶がふぅっとよみがえりました。
(2012.01.19記)
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南天|冬
2012年となりました。2011年は3月に震災があり、たいへんな年でした。
あの日を境に、いままで以上に「明日がくる」ことを当たり前と思わなくなりました。
できる限り悔いのない1日を、と思いながら日々過ごすようになりました。
correttoはこの春3年目をむかえます。やっと3年。もう3年。いろんなできごと、想いが浮かびます。
これからも幸せなひとときを過ごしていただけるよう心のこもった仕事をしていきたいと思っております。
新しい年。あらためまして2012年もよろしくお願いいたします。
写真はお正月用にいけた南天です。
実は年の瀬に叔父が他界しました。母から「松は短めに、南天をたっぷりいけると仏様に失礼にならないと思うわよ」とアドバイスをうけ、
めずらしく素直に(?)聞き入れてその通りいけてみました。
松を短く切っていると樹液があふれ出してすごい生命力を感じました。2012年、みなさまにとってすばらしい年になりますように。
(2012.01.12記)
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遊び納め?|Friend
年内の営業を終えて、掃除や事務仕事をこなす日々ですが、年末の昼下がり、ご近所のお宅へ年末のご挨拶(忘年会?)に伺いました。写真は今月で10歳のお誕生日をむかえた「のんたくん」。
correttoオープン直後からのお友達です。
最近は、クルッと回ってオシリを向けて、しゃがみながらなでていた私を突き倒してオシリを半分のせるという、奇妙な行動をします。
ご主人がおっしゃるには「安心して、甘えてるんだよ」とのこと。えーっ、ちょっとのんた、ほんとう?
床暖房完備の幸せなリビングで、たくさん遊びました。いえ、遊んでいただきました。年末の疲れが少しずつ癒されたひととき。
2011年もたくさんご来店ありがとうございました。遠かったりお忙しかったりでご来店がかなわない方々からのエールにも感謝。いつも気にかけてくださってありがとうございます。
もうすぐ2012年。よいお年をお迎えくださいませ。
(2011.12.30記)
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次郎柿とチョコレート|Dinner
前回、11月のデセールのテーマ「柿」について触れましたが、こんな感じになりました。(ディナーのコース料理より)
写真は、「結婚17周年記念」でご来店のご夫婦にお出ししたデッセール。記念日コースのメッセージ付きプレートはこんな風に少し大きなお皿にチョコレートの言葉を添えています。
ご主人からのサプライズプレゼントに奥様のうれしそうな声が厨房にも聞こえてきます。ソムリエが「奥さん、なんか泣いてる。喜んでもらえてよかったよね。」と私にこっそり教えてくれました。
記念日のお食事だからそれほどサプライズにならないかも・・・なんて不安もあったのですが、どのかたもみなさんとても驚き、そして大変喜ばれます。
素直でピュアな心だからこそ、感激とうれし涙を呼ぶんだなぁといつもあたたかな気持ちになります。
いつまでもお幸せに。お2人の大切な日にcorrettoにご来店くださったこと、心より感謝します。
(2011.11.12記)
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柿|秋
ハロウィンの季節も過ぎて11月になりました。
先日ディナーにご来店のお客さまから「いつもブログ拝見しています」「どんなかただろうーと思ってました」なんていわれてしまい、思わずドキッ!
「すみません、最近更新してなくて・・・」と弁解したりして。
厨房にこもってひたすら作業する日々ですが、たまにはちょっとでも時間を見つけて気ままに綴ろうと思ってますので、ときどきのぞいてやってください。
さて。10月のデッセールは「青林檎(アオリンゴ)」でしたが11月は「柿」。
鎌倉の住宅街を歩くと、あちこちにオレンジ色の実がついています。秋ですねー。
ヒヨドリたちがツマミ食いした柿が道に落ちてたりすると、いよいよ甘くなったのかなぁと思ったりして。
あ、お店で使うのは落ちた柿じゃありませんよ。ちゃんと次郎柿とか仕入れたものです(当たり前か)。
柿とチョコレート、それとアマレット(イタリアのリキュール)を使ったデッセールです。週明けくらいからリリース予定。お楽しみに。
(2011.11.03記)
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光明寺 お十夜|材木座
両親の住む材木座には「光明寺」という大きなお寺があります。
毎年、秋も深まり始めた10月12日〜15日にかけて「お十夜」と呼ばれる行事があって
地元のひとたちはみんな楽しみにしているのです。
正式には「十夜法要」といって平和と安泰を願い、1495年より始まったとのだそう。
難しいことはわからないのですが(コラ)、出店がたくさんでて賑やかなお祭りを楽しめるのがなんといっても魅力。
東京で暮らしていたころはなかなかこの日に合わせて帰ってくることができなかったのですが
鎌倉に移り住んで2年半が過ぎ、お店がお休みの木曜日が出店が並ぶ日と重なり、「今年は行ける!」と繰り出しました。
地元のお祭りは本当によいものです。
鎌倉駅から歩くとちょっと大変な30分圏。だからあまり観光のかたの姿が少なくのんびりした雰囲気。
出店の中には地元の金物屋さんが「包丁研ぎます」なんて看板をだしていたり、佃煮を売っているお店があったり、昔ながらのほうきを売っていたり、
なつかしさいっぱいです。
参拝に向かうとお寺の中で鮮やかな衣装に身を包んだたくさんのお坊さんたちがゆっくりと歩きながらお経を唱えていました。
雅楽の音が美しく、わたしたちも靴を脱いで座敷へあがり、手を合わせました。
中には大きな太鼓をたたきながらお経を唱える「引声念仏」も聴くこともできました。太鼓を思い切りたたきながら唱えるのですよ、すごいパワーです。
同じ鎌倉に住むひとたちが、ひとつの場所に集まり、南無阿弥陀仏を唱える。ちょっと宗教ちっくなイメージもあるかも知れませんが
天井が高く広い空間で目を閉じ、願いごとを思い浮かべてみると、自然と心が安らぐのです。お焼香の香りにも癒されたのかもしれません。
実はここ「光明寺」には、大好きだった母方のおばあちゃんを通して小さいころから縁がありました。その話はまた来年のお十夜のときに書こうかな、と思います。
(2011.10.13記)
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サプライズデッセール|Dinner
9月は連休が2つ。そのひとつ目の連休はお天気に恵まれ残暑も厳しい3日間となりました。
最終日のディナーはいつもお越しいただくご近所のファミリー。この日はおばあちゃまのお誕生日祝いで、
お孫さんもご夫婦で都心から集まり、とても賑やかで笑顔であふれていました。
コース料理の最後はリクエストをいただいていたサプライズケーキの登場。今回はオレンジ果汁たっぷりのふわふわスポンジに、レモンの香りのカスタードとフルーツ。
一番上はレモンやクチナシでコンポートしたパイナップルのジュレ。自然の色がこんなにも鮮やかだなんて、作りながら心もウキウキします。
おばあちゃまの、お洒落で明るくキュートな雰囲気をイメージして、明るいオレンジ色のケーキをつくりました。
貸切の店内で、照明がパパッと消えてろうそくの灯ったケーキをお持ちすると、ご家族のみなさんから歓声があがります。
ろうそくの灯りと、オレンジ色のジュレがお顔に映って、おばあちゃまのはにかんだ笑顔にスポットライトがあたっているよう。
記念写真をたくさん撮ったあと、切り分けてみなさんに召し上がっていただきました。
切り分けている間、おばあちゃまからご家族へ感謝をこめたお話がありました。
厨房からは内容までは聞こえませんでしたが、お孫さんは感激して涙。静かにおばあちゃまのお話に耳を傾けるご家族。
大切な思い出のお食事会を、correttoで過ごしていただいたことに感謝いたします。
帰り際にお歳を伺うと「91ですの」と。80歳くらいかしらと思っていたのでちょっとびっくり。
絶句している私に笑顔で「若く見えるでしょ?」と口をちょっとおさえて微笑む彼女のなんと可愛らしかったこと。いつまでもお元気で。ますます素敵な人生を!
(2011.09.22thu記)
(*)ホールケーキは、数日前にご予約くださいませ
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栗ご飯|private
まだまだ残暑が厳しく、連日30度を越える猛暑。
天気予報によれば今週の連休を境に、秋が近づくとのこと。そう聞くと逆に「最後の夏」を満喫したくなるから不思議です。
9月も半ばとなって、果物や野菜も少しずつ秋色に変化しています。
みずみずしい「梨」。脂ののった「秋刀魚」。塩茹でして食べたい「落花生」。食欲の秋とはよく言ったものです。
おいしいものに囲まれる秋はなんだかワクワク。お弁当を作ってどこかにいきたい気分です。
中でも「栗」はだんなさんの大好物。我が家では、秋になると「栗ご飯」がなんども食卓に登場します。
剥くのがたいへんですけど、真空パックや水煮のものとはやっぱりぜんぜん風味が違うのでそこは手間を惜しまず。。
粟(あわ)や黒米などを少し加えて賑やかに。
(2011.09.15thu記)
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甘縄神明宮例大祭|長谷
通称「甘縄神社」。710年に創建。鎌倉最古の神社と言われていて、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る、長谷の鎮守です。
地元の小さな神社ですが、春は桜が楚々と降り注ぎ、夏は新緑の香り、秋は美しい紅葉と、四季折々の顔を持っています。
その神社の入口が、たくさんの提灯で飾られたり、朝早くから太鼓の練習をする音が聞こえてくると「秋の訪れ」を感じます。
今年は浴衣を着てでかける夢はかないませんでしたが、仕事の合間にちらっと縁日を観にいきました。
地元の大人たちがたくさん参加して、ラムネや綿菓子を売っています。夏休みが終わった子供たちもなんだかうれしそう。
小規模なお祭りならではのなつかしい雰囲気がたまらないのです。
(2011.09.08thu 記)
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守谷のパン|小田原
たまに仕事などのついでに寄る小田原。
決まってよるのが大型スーパーや地元の魚屋さん。
鎌倉とはまた違った野菜や魚に出会うことがあって楽しいです。それと安い!
小田原の駅前に「守谷のパン」というパン屋さんがあります。
ここの「あんぱん」はつぶしあんがギッシリ。あんの重みでパンがやぶれそうなくらいにうすぅ〜くでモチモチしています。
甘党のひとにはたまらないパンです。(あんぱんの話はまた今度)
今日はクリームパンと甘食を買ってみました。
最近はバニラビーンズたっぷりの贅沢なカスタードがはいったクリームパンが多いですが、ここのはなんとも素朴な味。
白あんの風味もちょっと感じるようなやさしい甘味。
多感な子供のころのいろんな思い出がよみがえります。
(2011.09.07wed 記)
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葡萄|秋
97歳のおばあちゃんを囲んでご家族がディナーに。昨年と変わらずお元気で、お肌のハリを拝見しても90代とは思えません。
ランチではなんどかお会いしましたが、ディナーは初めてのご来店。
少しずつ6〜7品お出ししていくcorrettoのコース料理、最後まで楽しんでいただけるかとても心配でしたが
お見送りさせていただいたときも、かわいらしい笑顔で私に視線を送ってくださいました。よかった。
翌日、ご家族から思いがけずいただきもの。
「今朝、藤沢で摘んできたんです」と。ずっしりとしたブドウがたくさん。
ブドウってこんなに重かったかしら。朝からわざわざ摘みたてをもってきてくださったことに感謝。
家族みんなでおいしくいただきました。お心遣い、ありがとうございます。また、みなさんでお越しくださいませ。
(2011.09.05mon 記)
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坂ノ下海岸|長谷
波音が聞こえてくるほど、海の近くに住んでおきながら、なかなか海へ寄る時間がなく日々が過ぎていきます。
AKB48の波乗りカキゴオリの歌(?)が有線から聴こえてくるたびに
「な〜つがぁ〜、おぉ〜わるぅ〜、まぁ〜えにぃ」
そうだよー、夏が終わる前に海の家で乾杯しよう!と意気込んでいました。
その念願かなって長谷〜由比ガ浜海岸へ。
キラキラと光る波。タバコ禁止令がでてから砂浜も綺麗になった気がします。
それにしても水着で砂浜に横たわって日焼けをするひとたち、すごいなぁ。
熱中症はだいじょうぶなのかしら。疲れそうー、なんて心配したりして。
暑さや紫外線が苦手な私たちは散歩もそこそこに海の家に逃げ込み、コロナで乾杯!
猛暑のせいで次第にぬるくなっていくビールも、ここでは極上に思えてしまうから不思議(?)
湘南海岸のパワーをたくさんもらって帰りました。
(2011.08.29mon 記)
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白桃|夏
今年の夏は「白桃」を使ったデッセールでした。
桃の皮は、トマトの湯むきの要領でむくと簡単(写真右)
ドライハイビスカスとレモン、バニラビーンズなどと一緒にコンポートして、2種のデッセールを。
左側は、桃のピュレを加えたカスタードクリームと桃を、紅茶のスポンジでサンドしたケーキ。
右はコンポートのゼリー。ドライハイビスカスのもつ自然の色が、ほんのりピンク色をしたゼリーに仕上げてくれます。
(2011.08.28sun 記)
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サプライズデッセール|Lunch
8月。今年のお盆は猛暑続きでたいへんでした。そんなある日、いつもお越しくださっているご夫婦がご友人とランチにご来店。ひと月以上前からご予約をいただいていて、
「実は主人が70歳の誕生日なんです」とのこと。それはめでたい!10数名でのパーティーということで、大きなケーキを作ろうかなと腕まくり。
男性なので、かわいくなりすぎないように、フルーツたっぷりに夏らしい雰囲気にしました。左側の写真はおひとり分ずつとりわけたところ。主役のお皿はちょっとスペシャルに。
後日、そのご主人が大きな花束をもってご来店。「先日はありがとうございました」と。
お礼を言わなくてはいけないのは私たちのほうなのにとてもびっくりしてしまいました。白とグリーンでまとめられたシックな花束。カウンターや各テーブル、お化粧室など、いろんなところに小分けで活けて楽しみました。
お誕生日おめでとうございます。そしてありがとうございました。益々素敵な人生になりますように。
(2011.08.25thu 記)
(*)ホールケーキは、数日前にご予約くださいませ
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バターナッツ|夏
初夏あたりから少しずつ売られるようななった「バターナッツ」。ピーナッツみたいな名前ですけどカボチャの仲間です。
2,3個買ってお店のカウンターにおいているとまるでオブジェのよう。
スパン!と包丁をいれると、鮮やかなオレンジ色の実に胸が躍ります。同時に、ウリ科独特のみずみずしい青い香りがひろがります。夏を感じる野菜です。
みずみずしくてさわやかな味わいが魅力ですが、しっかりとしたコクがある。「バターナッツ」という名前はそんな魅力からつけられたのかもしれません。
写真は低温でじっくり火入れをして味を濃縮させたバターナッツを中に包み込んだ「ラビオリ(手打ちパスタ)」。
野菜とハーブで作ったやさしいソースでいただきます。一緒に包んでいる青カビのチーズやセミドライイチジクが塩気や甘味をより深いものにしています。
(2011.08.24wed 記)
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オカヒジキ|夏
トマトやキュウリ、レタスなどの夏野菜に並んで、モヤシのようにワサワサとこんもりと売られている「オカヒジキ」。
何グラム買おうかと測りにのせているとレンバイ(鎌倉市農協連即売所)のおばちゃんが「おいしいよー。たくさん食べてね」と声をかけてくれました。はい。たくさん買っていきますとも。
山のものだけど、海の「ひじき」に似ているところからその名がついたとか。
「とんぶり」と「キャビア」の関係に少し似てるでしょうか?
歯ごたえを残すようにさっと湯がいて、そのままいただくというシンプルな食べ方が私は好きです。塩茹でした枝豆の皮のような風味。シャキシャキしたみずみずしい食感が魅力的でミネラルが豊富。
correttoでもたびたび登場しています。たとえばパリッと香ばしく焼いた魚の上にこんもりのせたり。
(2011.08.18thu 記)
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入道雲|夏
暑いです。青空も「夏」らしくなってきました。写真は朝9時の由比ガ浜通り。巨人のような入道雲が東の空からお出迎え。
こんな日は海の家で生ビールかなぁ。
(2011.08.05fri 記)
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サプライズデッセール|Dinner
今週はサプライズのデッセールラッシュでした。
左は初々しいカップルのデッセール。付き合って3カ月目の記念にと男性からのサプライズ。
右は、女性同士のご来店で、ご友人へのバースデー祝いに。
この夏は「桃」をテーマにしたデッセールです。
(2011.07.29mon 記)
(*)ディナーのサプライズデッセールは事前にご予約くださいませ
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ツバメ|初夏
近ごろ、あちこちでツバメを見かけます。自転車を走らせていると、矢のように空から軒先へ急下降してくるツバメにびっくり。
いつかぶつかるかも。巣の場所さがしに一生懸命だったり、ヒナにエサを運ぶ親だったり様々です。
今朝、店へ向かう途中、御成商店街のとある店先にて。 「いた〜!」思わず携帯で一枚。
ツバメは人間の行き来が多い場所を巣場所に選ぶことから、ツバメが巣を作る店は繁盛するなんていわれたりします。
でも、汚れるからねぇ〜。可愛いけど。元気に巣立つといいなぁ。
(2011.07.22fri 記)
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ブラックチェリー|初夏
初夏はブラックチェリーを使ったデッセールでした。
チェリーを見かけるようになると「もうそんな季節になったのかぁ〜いよいよ夏も近いなぁ」なんて感じるものです。
私の「さくらんぼ」のイメージはやっぱり、日本の「さくらんぼ」。初夏のイメージに合っていて、みずみずしく愛らしく思うのですが、
お菓子にするには、甘味や風味のインパクトの強いブラックチェリーのほうがあっているような気がします。で今回はこんなデッセール。(ディナーの「季節のコース」より)
エスプレッソのカスタードクリームとチェリーコンポートを、ショコラのふわふわスポンジではさんだ甘さ控えめのケーキ。
フレッシュチェリーを入れて焼き上げたショコラ。赤ワインとバルサミコ酢をちょっときかせたチェリーソース。
「かわいぃ〜!」と女性のお客さまにご好評いただいたひと皿です。
(2011.07.21thu 記)
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餃子|private
オフの日。お得意のあり合わせ料理。今日は残り野菜で餃子を。「これも一種のラビオリだよね〜」なんて笑いながら。
由比ガ浜にある餃子屋さんに焼き方のコツなるものを教えていただいて以来、我が家の餃子も焼き上がりがグレードアップ。どうです?このカリカリ具合。おいしそでしょう?
最初に「蒸し焼き」。水分が少なくなったら油をちょっと足してカリカリに焼き上げます。
中身は自己流なんですけど、基本的に残り野菜と豚ひき肉。ネギとショウガだけは必須です。
(2011.07.14thu 記)
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紫陽花(あじさい)|初夏
今年も紫陽花の季節になりました。「今年は、なんか鮮やかさに欠けるわぁ」なんて散歩帰りのお客さんがおっしゃっていたけどどうなんでしょう。
鎌倉に移り住んで2年ちょっと。タイミングを逃して、いまだ鎌倉の紫陽花散歩ができず終い。来年こそ!
そんな私たちをかわいそうに思ったのか、先週、両親が野生の紫陽花を摘んできてくれました。
いつか見た湘南の海の色に似た、鮮やかな青紫色でした。
(2011.07.12thun 記)
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夏の空|private
7月。関東もいよいよ梅雨が明けました。太陽がまっすぐに照りつける季節が到来。水分補給しなくちゃ。日焼け対策気合いれなきゃ。ビタミン摂らなきゃ。
県内某所にて。夏の空に向けて風船が舞い上がった瞬間。新しい人生のスタートにふさわしい晴天。幸せになってね。
(2011.07.10sun 記)
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ダリア|夏
1輪だけで、大きな存在感と圧倒的な華やオーラを持つ「ダリア」。
個人的には夏の花というイメージなんですが、栽培技術のおかげか、春先でも冬でも、いつでもお花屋さんで会える気がします。
この日も別の花を探しに立ち寄ったお花屋さんで、出会ってしまいました。白をベースに、鮮やかなピンクの斑点が自由に描かれていてユリのよう。
咲き切って、枯れかけてからも美しくてなかなか捨てられない・・・そんな不思議な魅力を持った花です。
(2011.06.25sat 記)
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サプライズデッセール|Lunch
平日のランチ。50代くらいの女性のお客様がご友人と数人でご予約。
コースランチの最後、ご依頼いただいたサプライズのデッセールをお持ちしました。
まるで少女に戻ったかのような、楽しそうな歓声があがります。
厨房にも楽しそうな様子が伝わってきてうれしく思うのでした。
(2011.05.25wed 記)
(*)ランチのサプライズデッセールは事前にご予約くださいませ。
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トルコキキョウ|夏
「あら。トルコキチョウなの?バラかと思った」
ランチにご来店のお客さまが、お会計時にカウンターの花をご覧になって驚かれてました。
アイボリーに、淡い黄緑色を少し混ぜたような色合い。花びらがゴージャスでまるでバラのよう。
トルコ人とターバンに形が似ていることからこの名前がついたとか。紫や白も素敵です。
1本にいくつも花がついているので切り分けて活けるとこのボリューム。ちょっとうれしい花です。この日はブーケのようなアレンジで。
(2011.05.18wed 記)
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ズッキーニ|初夏〜夏
ズッキーニが旬をむかえました。鎌倉の農協連即売所では大小さまざまなズッキーニが山積み。大きいのはこんな感じです。牛乳パックくらいあります。
おなじみのグリーンはもちろん、ストライプや鮮やかな黄色。見てるだけで元気がでてきます。
さくっと切ってみると、ナイフにくっつくほどトロッとしてジューシー。グリルでもボイルでもおいしいのが魅力です。
ランチでもディナーでもいろいろ登場しています。もちろん我が家の食卓でも。
(2011.05.20mon 記)
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鎌倉文学館|長谷
5月の終わり、雨上がりの夕暮れに鎌倉文学館へ。
鎌倉文学館は、もともと旧前田侯爵家の鎌倉別邸だった場所を鎌倉市が譲り受けたのち、鎌倉ゆかりの文学者にまつわる作品や資料を展示する「文学館」として生まれ変わったのだそう。
手入れの行き届いた館内、そして庭園はとても上品でどこかなつかしいにおいがしました。私が生まれ育った小田原にも古くから大切にされている建物が多く、
図書館や校舎などでの遠い記憶がよみがえってきたのかもしれません。
前日の嵐でだいぶ散ってしまったと聞いていましたが、最後に庭園のバラたちに会いにいきました。186種221株。本当にいろいろな名前のバラがあってびっくり。
ひと株ひと株、年間を通して手入れをして花を咲かせるのはどんなにたいへんなことでしょう。
青々として芝生や、木々の緑たちからたくさんのマイナスイオンパワーをもらいました。
秋のバラは、10月中旬から11月下旬が見ごろだそう。ソソとした空間。館内から望む庭園、その向こうに広がる海は一見の価値ありですよ。
(2011.06.16thu 記)
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五所神社大例祭(別名 乱材祭)|材木座
雨上がりの日曜日。材木座の五所神社のお祭りがありました。自転車で通りがかったときの1枚。休憩の時間帯だったのか、お御輿が並んでいました。
5つの神社を合わせてまつったことから「五所」という名前がついたそう。御輿を担いで海に入る「海上渡御」が有名なのですが、今年は震災の影響もあり中止したようです。
それでも子供御輿も本格的。はっぴ姿のおじさんたちもかっこよかったです。
写真は五所神社近くのバス通りにある商店街。カラフルな提灯がついていてなんとなくワクワクします。
きっと夜の部では綺麗に灯って、お祭りムードたっぷりだったのでしょう。いいなぁ。
鎌倉には神社やお寺が多いのでこうした地元のお祭りがたくさんあります。(2011.06.12sun 記)
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枇杷(びわ)|初夏
父からビワの差し入れ。3Lサイズ。贅沢だー。
父の親友で、千葉に住んでいるおじさんが毎年送ってくださるのです。
両親とわたしたち、1箱を半分ずついただいています。(おじさんおばさんいつもありがとうございます)。
上品な甘味とみずみずしい果肉をほおばるたびに初夏を思います。今日はお休みの日。朝ごはんのデザートにいただきました。
鎌倉の住宅街でも、庭にびわの木をもつお宅が何件かあって、小さな実をたくさんつけていたりします。
びわの葉は、焼酎につけておくと、傷口の治療に使えるとか聞いたことがあるけどほんとかしら。
詳しいかた、教えてください。
来週あたり、びわのコンポートを仕込もうかな。ディナーのデッセールを検討中です。(2011.06.09thu 記)
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鮎(あゆ)|初夏
鮎のおいしい季節になりました。まずは迷わず自宅で塩焼きに。やっぱり川魚の塩焼きはおいしいですねー。
子供の頃、町内の「子ども会」が企画したキャンプに参加したとき、沢で鮎のつかみ取りをしたことがありました。
ぬるぬるした川魚をつかまえるのはたいへんでしたが、そのあとに炭火で焼いて食べたあのおいしさ、忘れられません。
そうそう、鮎ってスイカやキュウリなど瓜科の野菜とおなじ香りがしませんか?
夏の訪れを感じる大好きな魚です。今回は岐阜からやってきた鮎。
6月の「季節のコース(ディナー)」の中で、この香りと風味をいかした一皿をご紹介しています。
(2011.06.08wed 記)
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